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プリリジー

開発経緯

プリリジー(有効成分:ダポキセチン)は世界初の内服の早漏症治療薬で、現在までにすでに数百万人以上に使用されて安全性・有効性が実証されている薬です。

2009年にJohnson & Johnson株式会社の医療用医薬品部門、Janssen-Cilag社により開発されました。その後、各国で販売され現在では60カ国以上で認可されています。

 

作用

過剰な交感神経優位な状態を落ち着かせ、射精までの時間を延長します。

有効成分

ダポキセチン

薬理効果

有効成分のダポキセチンは、主に抗うつ薬の治療に使われる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)に属する成分です。

作用時間

約3~5時間

用法用量

通常、成人には1日1回30mgもしくは60mgを性行為の約1~3時間前に経口投与します。

1日の投与は1回とし、服用間隔は24時間以上あける必要があります。

食事との関係

食事の影響を受けないので、食前食後関係なく服用可能です。

アルコールとの関係

アルコールとプリリジーを併用すると強い悪酔い状態になる場合があるため、アルコールを摂取する場合は必ず服用後1~4時間あけてください。

副作用

​主な副作用は、頭痛、眩暈、気分不良などです。

その他、吐き気、便秘、下痢などの消化器症状、睡眠障害、鼻閉、耳鳴り、かすみ目などがあります。

※次のような症状がある場合は、直ちに服用を中止し医師の診察を受けてください

痙攣・てんかん発作、失神、気分の変化、希死念慮や自傷願望、起立性低血圧

服用できない方(禁忌)

・本剤に対して過敏症がある方

・20歳未満、65歳以上の男性

・心不全や不整脈、動脈硬化疾患などの心疾患の方

・中等度〜高等度の肝障害の方

・てんかんの方

・緑内障の方

・出血性疾患や凝固異常の既往歴の方

・うつ病、躁病、両極性障害、統合失調症の方

・抗HIV薬や抗真菌薬を服用している方

・精神安定剤を服用中の方

併用できない薬

・抗生物質(テリスロマイシンなど)

・抗真菌薬(ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)

・抗HIV薬(リトナビル、サキナビル、ネルフィナビル、アタザナビルなど)

参考文献

1)Priligy Package Leaflet

 

 

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