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ピルの効果と副作用について

低用量ピルについて

低用量ピルを1日1錠決まった時間に内服することで、ほぼ100%の避妊効果と生理痛改善効果や生理周期調整効果により日常生活のリズムが立てやすくなります。
 ピルには毎日内服するわずらわしさや不正出血などのマイナートラブルはあります。しかし、それにもまして内服する女性に大いにメリットをもたらしてくれます。
当院では、女性の味方であるピルを処方前にメリットとデメリット(副作用)をきちんとご説明し、安心して使っていただけるように心がけています。

<ピルのメリット>

ピルには避妊効果以外にも

・月経周期が正しくなります。
・生理痛や生理の量が改善されます。貧血が改善します。
・ニキビが改善します。
・卵巣がんの発症率の低下

・服用をやめれば妊娠できます。
・子宮体がんの発症率の低下 etc

上記のような多くのメリットがあります。

<ピル避妊効果>

「100人の女性がある避妊法を1年間用いた場合の妊娠してしまう数(避妊に失敗する)」をパール指数と言い、パーセント(%)で表します。パール指数が低いほど避妊効果が高いという事が分かります。

​ピル服用中の避妊率

ピルの副作用について

低用量ピルの副作用としては、悪心、嘔吐、不正出血、頭痛、体重増加などマイナートラブルと呼ばれるものがあり、飲み始めには比較的頻度が高いのですが、2〜3ヶ月飲み続けることで軽減することがほとんどです。

不正出血は20%の方に認められ、服用継続と共に次第に減少する事が多い。3周期以上の継続内服しても、不正出血が持続する場合はエストロゲンの配合量の少ないピルへ変更や、異なった黄体ホルモンを含んだピルへの変更を勧めます。ピルの服用と「気分不調」や「体重増加」は相関性は認められていません。

ピル内服中の重大な副作用としては静脈血栓塞栓症(VTE)が起こる可能性があるとよく言われています。ピルを内服していない方と比べると約2−3倍に増加すると言われていますが、頻度としては10,000人に3〜9人と非常に稀です。ピルの内服にはそれ以上のメリットがあり、安心して内服していただけるよう、頻度やリスクについて詳細に説明していきます。

ピルの副作用とリスク

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