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ピルについて

ピルとは

ピルには2つの種類があり、避妊目的の「低用量経口避妊薬(OC)」と月経困難症や子宮内膜症などの治療目的で処方される「低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LE P)」に分けられます。それぞれ投与目的が異なり、処方区分も異なります。
 OC・LEPの両薬剤は女性の健康を守ります。あらゆる薬剤はその使用における利益(ベネフィット)が危険性(リスク)を上回るがゆえに「くすり」であるわけですが、リスクが強調されるがゆえに「くすり」本来のベネフィットが忘れられたりすることが多いように思います。特に女性の「生理現象」である月経をめぐる諸症状は「生理なので我慢すれば良い」「それぐらいでくすりを使う方がリスクがあって怖い」という一般の受け入れがいまだにあります。
 当院では患者様に大きなベネフィットをもたらすOC・LEPの両薬剤各種に関して、実臨床で遭遇するさまざまな場面に合わせた形でリスクを含めた詳細な解説をします。患者様の避妊や月経随伴症状にお悩みの多くの女性の不安解消や薬剤に関する知識について発信していきます。

<参考文献>日本産科婦人科学会/日本女性医学学会「OC・LEP ガイドライン2020年版」

<低用量経口避妊薬(OC)とは>

低用量経口避妊薬(OC)には「エストロゲン」と「プロゲスチン」という成分が配合されています。エストロゲンは服用中の不正性器出血を避ける目的で周期の調節性に関係し、プロゲストーゲンは、排卵抑制という目的があります。

OCは排卵を止める事で妊娠を防ぐほか、子宮内膜を着床しにくくしたり、子宮内に精子を入りにくくする事で避妊効果を表します。飲み忘れなく服用する事で99%以上の避妊効果と言われています。

​ピル服用中の避妊率

ピルの効果と副作用

<当院取り扱いの低用量ピルについて>

エストロゲンの配合量が少ない順に超低用量ピル、低用量ピル、中用量ピル、高用量ピルと呼ばれています。現在日本では超低用量ピルと低用量ピルが主流となっています。

また低用量ピルには、1相性、2相性、3相性の3種類があります。女性のホルモンバランスはすべての方が一定というわけではなく、人によってホルモンバランスは異なります。1相性~3相性まであることで自分自身のホルモンバランスに合ったお薬を使用することができます。

ピルの種類について

<低用量ピル料金表> 自費診療
*全て税込で記載
​*配送料:全国一律350円(税込)

​*初診料・再診料:0円
<低用量ピル料金表> 保険診療
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東京オンラインクリニックの花粉症オンライン診療(保険診療)では、現在以下のお薬を取り扱っております。当院は診察料・予約料・オンライン診療料はいただいておりませんが、保険診療にあたっては、お薬代の他に、厚生労働省が規定した「初診料(情報通信機器)」「処方料」「内服調剤料」等が必要となります。その為、初診の際は下記お薬代の合計に1000円前後が加算されます。

※当院では患者様に安心・安全にご利用頂けるように海外輸入製品は取り扱わず、全て国内承認薬を取り扱っています。半年に1度は血液検査や乳がん・子宮がんの検査を勧めます。

<緊急避妊薬(EC)とは?>

緊急避妊薬(EC)は一般的に「アフターピル」と呼ばれており、避妊しないで性交した場合やコンドームが破れてしまったなど、避妊に失敗した場合に行う避妊法です。無防備な性交後72時間以内にECを服用する事で、高い避妊効果を示します。

​緊急避妊薬「アフターピル」について

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