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インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品

国内で ED(勃起不全)治療薬を製造・販売している 4 社(ファイザー株式会社、バイエル薬品株式会 社、日本新薬株式会社、日本イーライリリー株式会社)合同でインターネット(以下、ネット)により入手した ED 治療薬の鑑定調査を実施し、その結果を公表しました。日本国内において、2015 年に税関で差し止められた偽造医薬品は、1,030 件と10年前の11件に比べ、およそ100 倍に増えており、その多くが ED 治療薬と報告されています。未だに多くの偽造品が流通し続けており、健康被害と経済被害が続いています。

ネット入手の約 4 割が偽造品と判明

日本およびタイの調査会社に依頼して発注、入手した ED 治療薬を鑑定した結果、国内外の発注分合計で約 4 割(40.0%、28/70)が偽造品であることが判明しました。国内発注分で約 4 割(35.6%、 16/45)、タイでの発注分では約 5 割(48.0%、12/25)が偽造品でした。

【調査方法】

日本とタイの調査会社に依頼し、「バイアグラ」、「レビトラ」、「シアリス」を扱う「個人輸入代行」業者のネットサイトから、1サイトごと各ブランド1サンプルずつ、合計各ブランド30サンプル(日本、タイで各々15サンプル)を目標に購入しました。その後、各社が鑑定し、含有成分の分析を行いました。 

*調査期間: 2016 年 3 月~2016 年 8 月

【結果】

ネット入手の約 4 割が偽造品:国内外の発注分合計

ネットで入手した ED 治療薬は、国内外の発注分合計で約 4 割が偽造品でした。

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タイ国内からの発注分では約半数が偽造品

日本国内からの発注分の調査では約 4 割、タイ国内からの調査では約 5 割が偽造品でした。

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*いずれの国の調査も、日本語で運営されている「個人輸入代行」サイトが対象。タイの場合は、日 本人がタイ国内で発注し、タイ国内で商品を受領しました。

③ 偽造品の実態

国内で承認されているED治療薬には、3種類の先発品とジェネリック医薬品(後発品)があります。 偽造品は先発品に極めて外見が類似しているものが多く、ネット上では「本物である」、「海外製のジェネリック医薬品である」と偽って販売されているので注意が必要です。

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まとめ

今回の調査結果について国内外の合計で約4割が偽造品であることから、依然として多くの偽造医薬品が流通している事が分かりました。製品別の鑑定結果からも、承認されていない用量や表示されている用量とは異なる成分量が含有されている偽造品も認め、ネットを通じてこうした偽造品を入手するリスクは非常に高いと考えられます。個人輸入によって容易に入手する事が出来ますが、患者様によっては、薬の飲み合わせや持病から本来飲めない方の手に渡ってしまう可能性があります。またEDは糖尿病や 脂質異常症など生活習慣病や肥満、ストレス、うつが原因となって発症する場合も少なくありません。自己判断で個人輸入をするのではなく、医療機関を受診して国内正規品を処方してもらいましょう。

・参考文献

<偽造 ED 治療薬 4 社合同調査結果> ファイザー株式会社/バイエル薬品株式会社/日本新薬株式会社/日本イーライリリー株式会社

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