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AGA治療は保険が適用される?治療の費用についても解説

AGA治療を受ける際は、保険が適用されるか気になった事はありませんか?

実際に多くのAGA治療は自由診療となっています。今回はAGA治療に保険は適用されるのか、また医療費控除の対象になるか詳しく解説します。

AGA治療は保険が適用されません

結論から言うと、大半のAGA治療では保険を適用されません。では何故、保険が適用されないのか、その理由と保険が適用されるケースについて詳しくご紹介します。

①命に危険が及ぶ病気ではないため

保険適用の対象となるのは、治療をしなければ身体に不調をきたしたり生命に危険が及んだりする病気です。しかしAGAは、髪が抜けることに対して精神的ストレスを受けるものの、健康に大きな悪影響や生命に危険が及ぶ心配がないから保険が適用されません。

 

②100%安全性の確約された治療ではないため

どんな医薬品にも副作用は付きものです。弱い副作用から重篤な副作用が出る医薬品があります。例えば発毛効果が強いと認知されているミノキシジル内服薬ですが国内承認されている物は存在しておらず、全て海外製品の物となっています。その理由としては副作用について十分な検証がされていないからです。

 海外製ミノキシジル内服用製剤の添付文書中の市販後調査欄に、「胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全などの重大な心血管系障害が生じる」との記載があります。

しかし①の理由等からAGA治療に対する大規模な研究が行われておりません。その為利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められています。1)

 しかし副作用のリスクのある患者を除外し、適応する患者を見極め事で安全に服用する事が出来ます。東京オンラインクリニックでは詳細なカウンセリングと診察によって副作用のリスクを判断した後に処方を決定させて頂きます。その為希望される治療薬を処方出来ない可能性もありますが、患者様に安心・安全にご利用頂けるよう、一人一人に合った最適なプランを提供します。ご不明な点があれば気軽にご相談ください。

1)参考文献:日本皮膚科学会ガイドライン「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版」

保険適用される場合もある

確かにAGA治療の多くのケースでは保険を適用できません。ごく稀にAGAだと思ってクリニックを受診した結果、膠原病や慢性甲状腺炎などの全身性疾患に伴う脱毛、貧血、その他の消耗性疾患などに伴う脱毛だったというケースがございます。原因疾患に対して治療を行う事で、AGAの改善が見込め、その際の治療は保険適応になります。その他に頭皮の診察の結果、脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎、円形脱毛症等を認めた場合、それらに対する治療は保険適用になります。診察のみのご予約も承ってますので、気軽にご相談ください。

AGA治療は医療費控除も対象外

医療費控除の制度を利用することで、所得税の還付を受けられる可能性があります。しかし、AGA治療は医療費控除における医療費に算入できません。

医療費控除とは、申告する年度の1月1日~12月31日の間で支払った医療費の10万円を超える分を所得金額から差し引く制度です(所得200万円以下の場合は所得の5%を差し引く)。例えば、医療費が年間20万円かかっている所得200万円以上の人の場合は、10万円を所得金額から差し引けます。所得税は所得金額に税率を乗じて控除額を差し引くことで算出するため、所得金額が低くなるほどに所得税額も低くなります。

医療費控除における医療費に含められるのは、治療を受けなければ健康的な生活を送ることが困難になる病気の治療費です。AGAは治療を受けなくても健康的な生活を送れるため、医療費控除における医療費に算入できません。

まとめ

AGA治療は、健康に大きな悪影響や生命に危険が及ぶ心配がないから保険が適用されません。また、医療費控除における医療費にも算入できない点にも注意が必要です。ただしAGAだと思って受診したところ、AGAの原因となる病気や頭皮に病気が見つかった場合は、その治療に対して保険が適用されます。AGAは放置すると進行するケースが大半なので、保険が適用されなくても早めに治療を受けることが大切です。

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