EDについて
EDとは
Erectile Dysfunction(勃起不全)の略で、性機能障害の中の1つの症状です。
ED診療ガイドラインでは「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持出来ない状態が持続または再発すること」と定義されています。(参考文献:①)
以下の症状に心当たりがある場合はEDの可能性があります。
• 勃起するまで時間がかかる
• 全く勃起ができない
• 勃起しても中折れする
• 勃起しても柔らかい
• たまに勃起しない時がある
• 性行為に対しての不安
このようにEDは単純に勃起が出来なくなるだけではなく、不十分な勃起や精神的な状態も含まれる症状です。
症状には個人差があり、軽度から重度まで原因が1つのものから複数のものまで様々あるとされています。
EDはこれまでは治療が難しい症状とされていましたが、現在ほとんどのケースが改善可能です。
東京オンラインクリニックでは、その人の症状に合わせたED治療を行っています。EDでお悩みの場合、まずは一度こちらにご相談ください。
当院はオンライン診療を主体と行っていますので、対面診療に抵抗があった方や、遠方の方でも是非ご利用ください。
EDの症状とは?
EDになると全く勃起ができない症状と思われますが、EDと判断される症状の範囲は広く、
・性的興奮があっても勃起しづらい
・一度勃起しても短時間で勃起が萎えてしまう
・自慰行為では問題ないのに他人との性行為では勃たない
・勃起はするが硬さが柔らかいなどの症状があります。
重症の方だと全く勃起しない方もいらっしゃいます。定義に当てはまるものは全てEDとされます。
EDではない条件が「満足の出来る性行為」なので、自慰行為はできるが性行為となると勃起しないのもEDです。
さらに、性行為は出来るが妻との場合だけEDになる「妻だけED」という症状もあるなど、特定の条件でのみ勃起できない場合もEDの診断となります。
日本国内のED患者数は約1,100万人ほどと言われていて、40歳以上の男性の約3人に1人がEDであるとされています。(参考文献:②)
勃起しない、性行為が出来ないだけでなく、生活習慣病や精神的な疾患など自分では気が付きにくい病気が原因となる場合もあります。
EDの症状が現れる疾患・動脈硬化 ・糖尿病 ・高血圧 ・前立腺肥大症 ・脳出血 ・脊髄の損傷 ・うつ病などの精神疾患 ・精神的ストレスなど
EDを「そのうち治る」「今だけの症状」と思わずに早めに治療することをおすすめします。
今の状態が気になる方はぜひEDのセルフチェックをお試しください。
EDのセルフチェックはこちら
射精までの時間が短いのは「早漏」
満足のできない性行為に、射精までの時間が極端に短い「早漏」があります。早漏の原因の多くは、以下のものだと言われています。
• 性行為が上手くできるか不安になる
• 性行為の経験が少ない
• 包茎のため亀頭への刺激が敏感
これらが原因となり、勃起の持続に必要なリラックスが出来ずに、快感を得やすくなるため短時間で射精に至ってしまいます。その他、症例は少ないですが神経の疾患、前立腺の炎症、甲状腺の活動性亢進なども原因とされています。EDとは違う症状ですが、当院では早漏も「満足のできる性行為」にならない症状として捉え、改善のため早漏防止薬の処方も行っています。早漏防止薬には射精までの時間を、普段よりも延長させる働きがあります。複数回使用することで、心理的余裕や体が慣れにより射精のタイミングがコントロールしやすくなります。
早漏防止薬について
EDの原因
成人男性であれば、誰でもEDになる可能性があると言われています。
代表的なEDの原因に以下のものがあります。
精神的なストレスが原因(心因性ED)
心因性EDは、疲労やストレスなどで脳内の情報を伝達する物質が減少し、脳から性的な刺激や興奮がうまく伝えられなくなることで起こるEDです。主に30代から40代にかけての方が、心因性EDになりやすいと言われています。勃起は原始的なイメージがありますが、そう見えて実は繊細なものです。性行為に必要な勃起には、しっかり刺激や興奮を脳から陰茎に伝えなければなりません。疲労やストレスなどで精神的なダメージがあると、脳内の情報を伝達する物質が減少し、脳から性的な刺激や興奮がうまく伝えられなくなります。これがいわゆる心因性EDとされます。精神的なダメージは個人差があるのもので、原因は人それぞれです。仕事の人間関係や激務によるプレッシャー、妊活で夫婦関係にストレスがある方、孫が見たいとしつこく親に言われる、以前性行為で失敗したことがトラウマになった方など、心因性のEDには多くの理由があります。原因がはっきりとあるため解決できるものもあれば、トラウマの様に深層心理に原因があるため発見や解決が難しいものもあります。また、深層心理に原因がある場合は、治療が困難になる場合もあります。精神的な疾患である、うつ病や心的外傷ストレス障害(PTSD)も、心因性EDの原因となります。主に30代から40代にかけての方が、心因性EDになりやすいと言われています。
血管や神経の障害が原因(器質性ED)
器質性EDは、主に血管と神経の障害により起こるEDです。生活習慣病などが原因で動脈硬化となり、血管の収縮が起こらず血流が悪化し、十分な勃起になりません。神経が損傷した場合も、性的興奮が陰茎に十分に伝わりません。主に50代から60代にかけての方が、器質性EDになりやすいと言われています。以前はEDの症状は、年齢を重ねると男性の生殖機能が弱くなり「年のせい」とあきらめてしまう方が多かったと思います。現在は勃起についてのメカニズムが解明され、EDがどういったものか知られるようになりました。EDの原因となるものに「動脈硬化」があります。これは年齢と共に体が衰え血管が硬化する症状です。硬く広がらない血管には血液が流れこみにくくなり、硬さの弱い勃起もしくは勃起するまで時間がかかるようになります。糖尿病、心臓病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病が高い割合でEDとなります。勃起には神経の伝達が正常に行われなければなりませんが、神経に障害がある場合もEDになる場合があります。脳腫瘍、脳外傷、アルツハイマー病、パーキンソン病などは自立神経に障害を起こす症状のため、EDになる確率が高くなります。事故や手術により脊髄に損傷を受けた場合にも、箇所により神経の働きに支障が出るためEDになることがあります。主に50代から60代にかけての方が、器質性EDになりやすいと言われています。
心因性と器質性の両方が原因(混合型ED)
混合性のEDは、心因性と器質性の両方が原因となり起こるEDです。EDの原因で混合性EDが最も多く、原因が1つだけではないため改善も困難で重症化しやすい特徴があります。男性は40代になると、血管へ負担が増え動脈硬化や高血圧になりやすくなります。加えて、ストレスへの抵抗力が低下することで、不安になりやすく緊張から心因性のEDになります。EDの原因で最も多いのが、心因性と器質性の両方が原因となっている混合性EDです。EDになる原因として、動脈硬化の影響によるものだけや、ストレスだけでEDになることは少なく、2つの原因が重なることでEDになりやすくなります。原因が1つだけではない場合、改善も困難になります。男性は40代になると生活習慣から血管へ負担がかかり、動脈硬化や高血圧になりやすくなります。加えてホルモン分泌も低下することで、ストレスへの抵抗力も落ち、相乗効果となることでEDを重症化させることになります。それにより、一度でも勃起不全を経験すると不安感が強まり心因性のEDが強まることもあるのです。2つの原因を改善させなければ、EDの症状は軽減されないのが、混合性EDの改善が困難な理由です。
心因性と器質性の両方が原因(混合型ED)
混合性のEDは、心因性と器質性の両方が原因となり起こるEDです。EDの原因で混合性EDが最も多く、原因が1つだけではないため改善も困難で重症化しやすい特徴があります。男性は40代になると、血管へ負担が増え動脈硬化や高血圧になりやすくなります。加えて、ストレスへの抵抗力が低下することで、不安になりやすく緊張から心因性のEDになります。EDの原因で最も多いのが、心因性と器質性の両方が原因となっている混合性EDです。EDになる原因として、動脈硬化の影響によるものだけや、ストレスだけでEDになることは少なく、2つの原因が重なることでEDになりやすくなります。原因が1つだけではない場合、改善も困難になります。男性は40代になると生活習慣から血管へ負担がかかり、動脈硬化や高血圧になりやすくなります。加えてホルモン分泌も低下することで、ストレスへの抵抗力も落ち、相乗効果となることでEDを重症化させることになります。それにより、一度でも勃起不全を経験すると不安感が強まり心因性のEDが強まることもあるのです。2つの原因を改善させなければ、EDの症状は軽減されないのが、混合性EDの改善が困難な理由です。
特定の薬剤が原因(薬剤性ED)
薬剤性EDは、服用する薬の副作用が原因となり起こるEDです。うつ病の治療薬や降圧剤、前立腺肥大症の薬、非ステロイド性抗炎症剤などに、EDの症状が現れるものもあります。薬には効果がありますが、副作用も同時に存在します。例えば、風邪で症状を緩和させたいけれど、副作用により眠気を伴うなど、本来望む効果以外に好ましくない作用が現れるものです。いくつかの医薬品の中には、EDの症状が現れるものもあります。うつ病や不安症の治療に使われる医薬品には、脳内伝達物質に関わり興奮や緊張を抑える働きがあるため、性的欲求や勃起にも影響が現れます。主に一般的な抗うつ剤として使用される、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)に属するパキシルやレクサプロ、ジェイゾロフトにEDや性欲低下の副作用が見られます。血圧を下げる薬や前立腺肥大症の薬、非ステロイド性抗炎症剤などにEDの副作用があるものが確認されています。
ED治療薬について
EDの改善法の第一選択として、ED治療薬の使用があります。EDの原因は様々ありますが、1部の原因を除き(勃起に必要な神経や細胞の損傷など)ほとんどの原因の症状にED治療薬は有効です。
ED治療薬は陰茎の血管を拡張させ勃起を促す働きがあり、通常より勃起をしやすい状態にすることでEDを改善します。勃起に必要な血管を広げる働き(サイリックGMPの増加)を抑える「PDE5」という酵素があります。ED治療薬はPDE5阻害剤と呼ばれ、PDE5の働きを阻害することで、勃起をしやすく維持させる働きがあります。
ED治療薬でも、以下の3つは3大ED治療薬と呼ばれ、EDにお悩みの方に使用されています。効き目や効果時間に違いがあるため、様々な症状に合わせて適した薬が処方されます。

その他。ステンドラなど新たに開発されたED治療薬や、安価で先発薬と同等の効果のあるジェネリック医薬品もご用意しています。
ED治療薬は「対処療法」
ED治療薬は一時的に症状を改善する対処療法です。
薬の成分が代謝されるまでの時間のみ効果を発揮します。
ED治療薬はEDの原因を根治させるものではありませんが、他の治療法では時間がかかるため、それまでの間使用するにはとても有効です。
ED治療薬の成分には耐性や中毒性が少ないため、長期間使用しても問題ありません。
他にもメリットとして、一度勃起ができなかったことで心因性EDになった方が、数回ED治療薬を使い性行為が出来たことが自信となり、EDの症状が改善された例もあります。
ED治療薬にはいろいろな種類があり特徴も様々なので、症状や体質に合わせて、注意点も確認しながら処方してもらいましょう。
ED治療薬の種類と比較
その他のED改善方法
多くのEDの症状の場合、ED治療薬の使用により性行為を行うことができます。
それ以外にもEDの改善に繋がる方法があります。
それぞれすぐには効果が現れにくいため、ED治療薬と併用しながら実践することをおススメします。
※当院では、陰茎への注射や器具を使用したED治療は行っておりません。
食生活の改善
EDは生活習慣の乱れが原因となる場合が多く、その大きな割合を占めるのが食生活です。
EDの改善や予防にいいとされるのは以下のものがあります。
おすすめの食材
• 精製してない穀物(玄米やそばなど)
• 血流改善の働きがある「アルギニン」(鶏肉、大豆、エビ、マグロなど)
• 血管拡張作用がある「シトルリン」(スイカ、メロン、きゅうりなど)
• 血行促進作用がある「ビタミンE」(ナッツ類、鰻、アボカドなど)
• 体内で血圧降下や神経伝達に働く食材(わかめ、鰹節、ゴボウ、イワシなど)
• 性機能を高める「亜鉛」(牡蠣、アーモンド、豚レバーなど)
• 血液をサラサラにする「EPA」(サバ、イワシ、サンマなどの青魚)
• 血流を高める「イオウ化合物」(ニンニク、玉ねぎ、ニラなど)
逆に避けた方がいいのは、以下の食べ物です。
• ファストフード(ピザ・ハンバーガーなど)
• ラーメン
• 揚げ物
• ジュース
• ケーキ
• バターを使った食品
• 脂の多い肉の過剰摂取
これらの食品は、高カロリーでコレステロールや動物性の脂肪が多く、食べ過ぎるとEDの引き金になる可能性があります。普段から「塩・糖・脂」と呼ばれる塩分や糖質、脂分などが多い食事をしている方は、肥満になりやすい傾向にあります。肥満は高血圧や糖尿病になるリスクが高く、血管にダメージを与え血管壁が硬くなる「動脈硬化」の原因となります。
勃起に必要な健康で柔軟な血管を保つためには、食生活を改善し体重の増加を防ぐ事が大事です。
ED治療薬のように即時性はないですが、体質改善を目指したい方にはおススメの方法です。
適度な運動
適度な運動もEDの改善に適しています。
特に「有酸素運動」には以下のような有益な効果があります。
• 血液循環を促進する
• 体脂肪や糖質を分解する
• 通常時の血圧を安定にさせる
• 生活習慣病の予防
• 不安や緊張を軽減する
中でも血液循環の促進は、EDの改善には最適な条件です。正常な勃起をするためには、多くの血液を陰茎に集めることが必要となります。血行不良が原因のEDの場合、有酸素運動を行うことで発汗や老廃物の排出により血流が改善し勃起しやすい状態になります。有酸素運動とは、多くの酸素が必要な長時間の運動により、糖や脂肪を酸素と共に分解する働運動です。有酸素運動では、中程度~高強度の運動の方が効果が高いと言われ、中でもジョギング、ランニング、サイクリング、水泳、登山が最適とされます。
ストレスの解消
ストレスは、自律神経のバランスを崩す原因の一つです。自律神経は、内臓や血管の働きをコントロールし、体の調整を行う働きがあります。自立神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、それぞれ緊張している時は交感神経、リラックスや勃起している時は副交感神経が優位の状態です。ストレスがかかる状態では体が緊張し、交感神経が優位な状態となり勃起をしにくくなります。ストレスはその他にも不眠や血圧の上昇などの原因となるため、溜まったストレスを解消する必要があります。ストレスの解消法にはさまざまありますが、一番重要なのが蓄積したストレスで鬱々とした気分を取り去ることです。入浴、サウナ、睡眠、運動、趣味に没頭する、映画鑑賞、レジャー、旅行、食事など、気分を切り替え、体がリラックスするものであればなんでも構いません。自分に適した方法で、ストレスをため込まないようにしてください。
EDの治療を始める
EDは長年改善の困難な男性の悩みでしたが、現在EDは改善することができる症状です。「EDを改善したい」とお考えの方は、まずはクリニックにご相談ください。現在どんなEDの症状なのかを医師が診察し、どんな治療が必要なのかを確認する必要があります。その他、クリニックに相談することで以下のメリットがあります。• EDの原因となる疾患の発見• ED治療薬の正しい用量や用法EDは他の疾患の副症状や、大きな疾患の前触れと言われています。ED治療を行うことで、健康の見直しの良い機会となります。病院やクリニックに頼らずに、EDの改善をしたいという思いから、ネット通販などでED治療薬を購入する方もいるかも知れません。その場合、量や服用の仕方が間違っていると、期待する効果が得られない場合や、健康被害を受ける恐れがあります。より確実で安全にEDの改善を行うには、医師の適切な処方と正しい用法が必要です。当院では、患者様1人1人の症状に合わせ、最適な治療法をご提案いたします。
現在、新型コロナウィルス感染予防として、来院しなくてもEDの治療ができる「オンライン診療」を実施しています。都心へアクセスが困難な方でも、スマホがあればオンライン診療は可能です。
当院では注射などの施術や触診での診察等は行っていないため、オンライン診療。
詳しくはこちらをご覧ください。
ED治療薬は通販での購入は出来ない?
ED治療薬は、医師の処方が無いと購入することが出来ない医薬品です。そのため、ドラッグストアやamazon、楽天などの通販サイトから購入できません。ネット上では、ED治療薬の通販が行えるサイトもありますが、これらは全て海外からの個人輸入での購入となります。
現在ED治療薬を海外からの購入は法律上では問題ありません。
しかし、海外で流通偽物や粗悪品が混入する場合があるため、安心して使用できません。海外からの発送では手元に届くまで時間がかかるなどのデメリットがあります。
ED治療薬通販について
EDとは?のまとめ
このページをまとめると以下のようになります。
• EDとは、「満足のできる性行為」が行えない症状
• 勃起まで時間がかかる、持続しない、たまに勃起しないはEDの症状
• 原因は「心因性ED」「器質性ED」「混合性ED」「薬剤性ED」
• 症状の現れ方に個人差があるため1人1人症状が違う場合がある
• 治療にはED治療薬を使用する
• 食事の改善、適度な運動、ストレスを溜めないこともEDの改善に役立つ
• EDの治療はクリニックで行うのがおススメ
すぐに治療を開始したい方は、自分がどんな原因の症状で、どんな治療が必要か知るためにも、クリニックに相談してみましょう。当院ではEDの治療、早漏防止薬やEDサプリの処方を行っていますので、是非ご相談ください。